カンボジアでワクチン接種を条件に入国時の隔離解除へ

カンボジアニュース

カンボジア政府は、11月15日から、新型コロナウイルスのワクチンを接種していることを条件に帰国者、外国人旅行者の隔離措置を全て撤廃することを発表したと、現地メディアが伝えました。ワクチン未接種者に関しては、引き続き2週間の隔離措置を継続する方針です。

カンボジアのフン・セン首相は11月14日「ワクチン完全接種者に対する隔離措置の撤廃は実質的な国境の開放につながる」と指摘し、関係当局に15日からの隔離免除に備えて準備を進めるよう通達しました。カンボジア国内のワクチン接種率が13日時点で総人口(約1,600万人)の87.8%に達していることに加え、各国の新型コロナ政策などを考慮して隔離措置の撤廃を決定したと説明しています。

入国時には、ワクチン完全接種証明書と出発前72時間以内のPCR検査の陰性証明書を携帯することが必要です。また、入国する空港または国境検問所での検査が義務付けられ、結果が判明するまではホテルなど宿泊施設での待機を求められます。検査結果が陰性だった場合は、制限なくカンボジア国内を移動することが可能です。

既に隔離中の入国者に関しては、15日からの隔離が免除されました。入国要件に盛り込まれている保証金の支払いと医療保険への加入については、今後の協議の上で継続の可否を決定する考えを示しています。

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