海外不動産投資で目にするプレセール・プレビルド物件とは?

コラム

海外不動産投資をすでに検討している人にはお馴染みのプレセール物件やプレビルド物件ということば。物件が建つ前に販売されることから、このように呼ばれています。今回はプレセール・プレビルド物件購入時の注意点なども合わせて解説します。

クラウドファンディングやICO的な要素が強いプレセール・プレビルド

プレセール・プレビルド物件は、物件の建設が発表された計画段階で販売が開始されるシステムです。計画段階で販売を開始し、そこでの売上を開発に回すことが多いため、計画に賛同することで資金を調達するクラウドファンディングや仮想通貨のICO(Initial Coin Offering)のような意味合いが強い資金調達方法のように捉えることができます。

このようなスキームで販売されるプレセール・プレビルド物件はトラブルも多いため、注意しておかなければいけないポイントがあります。しっかり理解した上で海外不動産投資を検討しましょう。

工期の遅れによる竣工時期の不透明さ

日本では工期が守られることは大前提で、仮に遅れてしまう場合でも、説明などがあることが通例です。しかし海外では、日本と違って当初予定していた工期の通りに進む方が稀です。特にコンドミニアムなどの規模が大きな物件は遅れが深刻になるケースが後を絶ちません。

工期遅れではすまない「工事中止」になる場合も……

プレセール・プレビルド物件の購入をしたものの、突然工事が中止になり、物件が竣工しないままと言ったケースも0ではありません。プレセール・プレビルド物件を購入したけど、工事が中止され、さらに販売業者がお金を持ち逃げしたというケースもあります。

国内不動産のように補償機関が介入していればそのようなことは滅多にありませんが、海外不動産に関してはそのような事例があるのも事実です。物件を購入する際に注意すべきポイントをしっかり抑えるようにしましょう。

プレセール・プレビルド物件購入時の注意点

プレセール・プレビルド物件は、竣工前に購入するということで、価格面では先行優位性があり、投資を行う上ではメリットになります。販売直後に購入し、実際に竣工したタイミングで転売することで、数百万円のキャピタルゲインを得られる場合も多くあるため、物件を慎重に選べば効率的でリターンの大きい投資商品です。

購入する際に注意したいのは、販売業者の信頼性やデベロッパーの資金力です。デベロッパーの資金力がなければ、販売がうまくいかなかった場合にキャッシュフローを回せず、建築工事資金を捻出できずに工事の進行すらできなくなり八方塞がりになってしまうからです。

海外不動産投資を検討している場合、その物件のデベロッパーがどのような企業かというところをしっかりチェックしましょう。

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