マレーシアにおける「インカルダル計画」は失敗に終わったのか?

マレーシアコラム

マレーシアは先進国入りを目標に掲げ、不動産建設についても積極的に進めてきました。その中でも最大の目玉となっているのがインカルダル計画です。ニュースなどで目にしたことがあるといった人もいることでしょう。インカルダル計画がどのようなものなのかみてみましょう。

インカルダル計画とは

インカルダル計画とは大規模都市計画のプロジェクト名です。マレーシアのジョホールバルはシンガポールの隣街で、従来からシンガポールとの行き来が盛んな場所となっていますが、インカルダル計画は、このジョホール州における大規模な都市計画です。

この計画を実行するには以下のような利点があります。

  1. シンガポールからすぐ近く
  2. マレーシアなので物価・不動産が安い
  3. マレーシア政府が企業誘致なども積極的に行っている

マレーシアは石油原油国でもあります。石油化学施設や金融センター、教育施設、住居施設、観光施設などが設置される見込みで、完成は2025年を目指しています。シンガポール、香港に続く、金融大規模都市への発展が期待されています。

賃貸状況について

インカルダル計画地区は、住居用不動産の建設も積極的に進められています。すでに不動産購入した投資家たちから「物件が完成したのに借り手がなかなかつかない」といった声も上がっています。インカルダル計画では順調に開発が進められていますが、本格稼働は2025年以降の見込みとなっているため、まだ居住するには整備が整っていない場所も見受けられるからです。

インカルダル計画は失敗?

インカルダル計画はたびたび「失敗」がささやかれています。その理由の1つがコンドミニアムの過剰供給です。コンドミニアムが次から次に建設されていますが、現時点では現地居住者および移住者に対して過剰供給となっています。。先述のように、まだ本格稼働していない以上、判断するには時期尚早ですが、入居がつきそうな物件をしっかり選んで購入する必要はあるでしょう。

今後の展開

今後の展開として我々日本人は「教育」について注目する必要があります。マレーシアは安価で英語教育を行っており、インターナショナル教育の地として非常に魅的で、留学先としても注目度がアップしています。今後、ジョホールバルで教育が盛んになり、親や子供にとって魅力の地となれば、不動産の借り手も大幅に増加することが予想されます。

開発途中の現段階ではそこまで成長を感じないかもしれませんが、2025年以降はとても楽しみなエリアです。

「海外不動産投資ってわからないことが多くて不安……」
「実際のところ儲かるの?」
「最低限知らなければいけないことって何?」

どんな些細な疑問でも専門のコンサルタントが丁寧にご説明させていただきますので、下記よりLINEやメールでお気軽にお問い合わせください。

タイトルとURLをコピーしました